
2011.9.28 辰巳芳子鎌倉邸にて
志のある生産者と協力して辰巳芳子は、
100年先、200年先の子どもたちを守ります。
映画企画の意図と目標
辰巳芳子さんは食を通して日本の自立を考え、自分たちが食べるものは自国で
賄う必要があると考えてきました。
地球規模の異常気象や人口問題などで、食料輸入が困難になる時代が迫っています。
そのため、辰巳さんはモノを大量消費する西洋型の文明から転換し、「この国が
持つもの持たざるもの」を識別し、分際をわきまえることを説いています。
辰巳さんは、南北に長く四季と多様な自然に恵まれた日本列島の姿に希望を感じる
といいます。
その象徴が日本のもつ農の営み(林業、漁業、畜産業を含め)へ深い感謝を持ち
続けることです。
農が食を与え、その食が人の命を養っているのです。
伝統や文化の象徴でもある日本食に、今世界の注目が集まっています。
しかし、その原点を私たちは忘れてはいないでしょうか。
食を軽んじることは、生命を軽んじることです。
辰巳さんは日本という国の底が抜けたと考えています。
世代を超えて、様々な地方や家庭の中で伝えられてきた食の知恵は、
日本人が日本人であるために未来へ伝えなければならない大切な遺産です。
この映画は、農と食を通して、人の命の尊厳を改めて考え直す映像の記録です。
監督 河邑 厚徳
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